忙しい社会人にとって、働きながら資格を取得することはキャリアアップや将来の独立開業を目指すための重要な選択肢です。
しかし、どの資格を選ぶべきか、そしてどのように効率よく学習するかは、慎重に検討する必要があります。
私自身、働きながら中小企業診断士、社会保険労務士、行政書士の資格試験に挑戦してきました。
どれも簡単な資格ではありませんが、仕事を辞めなくても合格を目指すことはできます。
ただし、3資格は「勉強の大変さ」「仕事への活かしやすさ」「独立との相性」がかなり違います。
本記事では、働きながら取れるおすすめの国家資格とその特徴を詳しく解説します。
働きながら目指せるおすすめ国家資格の特徴
働きながら資格を目指す社会人にとって、資格選びのポイントは「学びやすさ」「実用性」「キャリアへの貢献度」です。
以下の3つの特徴に注目すると、自分に適した資格が見つかります。
独学または通信講座で取得可能
働きながら資格を目指す社会人にとって、独学や通信講座で取得できる資格は特に魅力的です。これらの資格は、時間や場所にとらわれず、効率的に学習できる点が特徴です。また、多くの資格が1年程度の学習期間で取得可能な難易度に設定されており、短期間で目標を達成できる点もメリットです。
今回ご紹介する中小企業診断士や社会保険労務士、行政書士といった人気の資格は、独学でも参考書や過去問を活用し、体系的な学習を進めることで合格を目指すことができます。
また独学が苦手な人は、通信講座を活用することで、自分のペースで計画的に学習できます。オンライン教材や動画講義を利用すれば、通勤時間や仕事の合間など、スキマ時間を有効に活用することが可能です。
3つの資格とも、市販の教材、通信講座が充実しており、自分にあった勉強スタイルで学習を進められる環境が整っています。
仕事で活かせる
働きながら資格取得を目指す方の多くは、その資格を仕事で活かしたいと考えているはずです。
中小企業診断士、社会保険労務士、行政書士は、いずれも社会人にとって非常に実用的な資格であり、多くの職種で役立ちます。
中小企業診断士は経営コンサルタントとして、社会保険労務士は人事労務管理の専門家として、行政書士は書類作成や手続き代行の専門家として、それぞれ専門的な知識とスキルを活かすことができます。
これらの資格を取得することで、仕事の幅が広がり、キャリアアップや昇進にも繋がりやすくなります。
さらに、専門性を高めることで、職場での信頼度も向上し、自身の市場価値を高めることに繋がるでしょう。
独立・転職が目指せる
国家資格は、独立開業や転職における大きな武器となります。
中小企業診断士、社会保険労務士、行政書士は、いずれも独立開業が可能な資格です。
自身のスキルと経験を活かし、独立して働くことで、より高い収入や自由な働き方を手に入れることが期待できます。
また、これらの資格は、転職市場でも非常に有利に働きます。
企業は、専門知識やスキルを持った人材を求めているため、これらの資格を保有していることは、採用において大きなアドバンテージとなります。
転職活動においても、自身のキャリアプランを明確に示すことができ、より良い条件での転職を実現できる可能性が高まります。
特に、1年程度の学習期間で取得を目指すことで、早期にキャリアアップや転職といった目標達成への道が開かれます。
働きながら目指せるおすすめ国家資格とその理由
中小企業診断士
中小企業診断士は、中小企業の経営改善を支援する国家資格です。
経営に関する幅広い知識が求められますが、その分、取得後は独立開業や企業内でのキャリアアップなど、様々な選択肢が開けます。
経営戦略、財務分析、マーケティングなど、企業経営に必要な知識を体系的に学ぶことができるため、自身のスキルアップに繋がるだけでなく、企業の成長に貢献できるやりがいのある仕事です。
また、資格取得を通じて培った経営スキルは、自分のビジネスを立ち上げる際にも役立ちます。
おすすめの理由
中小企業診断士は独占業務がないため、副業や自社内で活動される方も多くいらっしゃいます。
副業や自社内での実績をもとに独立開業というステップを踏むことができるのも社会人にとっては大きな魅力です。
また中小企業診断士になると一気にネットワークが広がります。
同じ中小企業診断士と言っても、IT、製造業、営業、経営企画など業種や職種のバックボーンが様々です。
こうした方々と一緒に活動することで、自分の可能性が広がっていくことが感じられます。
試験の特徴
試験は一次試験と二次試験に分かれています。
一次試験はマークシート形式で、経済学、財務・会計、企業経営理論、運営管理、経営法務、経営情報システム、中小企業経営・政策の7科目が出題されます。
二次試験は筆記試験と口述試験の2段階の方式により行われます。
中小企業の診断および助言に関する実務の事例問題を通じて、実際の経営課題に対する解決策を考える能力が求められます。
難関と言われる理由が二次試験の筆記試験です。
正しい解答というものがないため、対策が難しい試験です。
令和7年度(2025年)の1次試験の合格率は23.7%、2次試験の合格率は17.6%となっています。
1次と2次の両方を一度に突破するという意味での合格率は約4.1%ということになります。
合格には約500~1000時間程度の勉強が必要とされており、計画的な学習が不可欠です。
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社会保険労務士
社会保険労務士は、国家資格であり、企業の人事・労務管理に関する専門家です。
企業経営上の4大要素である「人・物・金・情報」のうち、「人」に関するエキスパートとして活躍します。
おすすめの理由
近年、労働環境や社会保険制度の複雑化に伴い、社労士の需要はますます高まっています。
企業の規模に関わらず、人事・労務管理の専門家は不可欠な存在であり、安定した需要が見込める点も大きな魅力です。
社会保険労務士をおすすめする一番の理由は、企業で働くうえでも、独立するうえでも使いやすい資格だからです。
社労士は、労働時間、賃金、就業規則、社会保険、年金、育児・介護休業、ハラスメント対策など、企業にとって身近な「人」に関する問題を扱います。
どの会社にも従業員がいる以上、人事・労務の課題がなくなることはありません。そのため、資格取得後は企業内の人事・総務部門で知識を活かすこともできますし、社労士として独立開業する道もあります。
私自身、社労士資格を取得してからは、就業規則の作成、労務相談、助成金、労働時間管理など、企業支援の仕事の幅が大きく広がりました。
また、社労士は他の資格やこれまでの職歴との相性も良い資格だと感じています。
例えば、中小企業診断士の経営支援に社労士の労務知識を組み合わせれば、経営面だけでなく、人事・労務面まで含めて支援することができます。
資格単体でも専門性がありますが、これまでの仕事の経験と組み合わせることで、さらに強みを作りやすい資格です。
試験の特徴
合格率は6%前後(令和7年度は5.5%)と、難易度が高い資格ですが、独学や通信講座を活用することで、働きながらの合格も十分可能です。合格には約300~500時間程度の勉強時間が必要とされています。短期間で合格を目指すには、効率的な学習方法と強い意志が求められます。
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行政書士
行政書士は、官公署への書類作成や許認可申請などの手続きを代行する国家資格です。
法律に関する知識が必要ですが、比較的幅広い分野をカバーできるため、様々なクライアントに対応することができます。
おすすめの理由
独立開業も容易で、自分のペースで仕事ができるため、ワークライフバランスを重視したい方にもおすすめです。
また、法律知識を活かした様々な業務に携われるため、仕事に飽きることなく長く続けられる職業です。
また、他の法律系資格へのステップアップにもつながります。
試験の特徴
学習時間は300~500時間が目安で、合格率は10%前後(令和14.54%)です。法律に関する知識を体系的に学ぶため、通信講座の活用が効果的です。
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時間を効率的に使う
働きながら資格取得を目指す上で最も重要なのは、時間の効率的な活用です。通勤時間や休憩時間、週末などを有効に活用し、スキマ時間を学習時間に充てる工夫が必要です。スマートフォンアプリを活用して、空いた時間に単語を覚えたり、過去問を解いたりするのも効果的です。また、計画的に学習を進めることで、無駄な時間を減らし、効率的に学習を進められます。学習スケジュールを作成し、目標達成に向けて着実にステップを踏むことが重要です。
分からなくてもとりあえず先に進む
学習を進めていく中で、どうしても理解できない部分が出てくることもあります。そのような場合、完璧に理解してから先に進む必要はありません。まずは、とりあえず先に進み、全体像を把握してから、分からなかった部分を改めて確認する方が効率的です。全ての知識を完璧に理解しようとするあまり、学習が滞ってしまうことを防ぎます。理解が深まるにつれて、当初分からなかった点も自然と理解できるようになるケースも多いです。
【まとめ】
働きながら資格を取得することは、キャリアアップや新たな道を切り開くための大きなステップです。
特に、中小企業診断士、社会保険労務士、行政書士は社会人に人気の資格であり、通信講座を活用することで効率的に合格を目指せます。
まずは自分の目標に合った資格を選び、計画的に学習を進めていきましょう。










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