行政書士は公務員に役立つ資格!勉強するメリットあり【実体験】

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・公務員の実務に役立つ勉強ってある?

・公務員だから有利な資格ってある?

・公務員はつぶしがきかないから、何か資格をとっておきたい

公務員として働いている方は、このような悩みを抱えている方もいるでしょう。

今の仕事に役立てるため、あるいは将来のキャリアアップのために、何か資格を取ろうと思っている方も多いのではないでしょうか?

そんな公務員の方にオススメするのが行政書士の勉強。

行政書士は公務員にとっても役立つ資格です。

かつての自分も同じように悩み、様々な資格を取りました。

中でも行政書士の勉強は仕事に直結して役立ちました。

条例制定、各種許認可、契約行為など、部署を異動しても役に立つことばかり!

行政書士の勉強をすると、行政法や民法の知識が深まるとともに、法的な思考能力が鍛えられ、公務員の様々な業務に役立ちます。

国家公務員や地方公務員は、20年以上(高卒以上の学歴がある場合は17年以上)行政事務を担当することによって、試験を受けることなく行政書士になる資格を習得することができます。

そのため、「わざわざ勉強して行政書士試験を受験する必要なんてない」と思う方も多いでしょう。

しかし、大切なのは、「公務員が行政書士試験の勉強をして資格を取ることに意味がある」ということです。

私が行政書士の勉強を始めたのも、行政経験が20年以上経てからでした。

おかげで、試験に受からなくても、経験年数で行政書士になることができるという気持ちのゆとりをもって、勉強することができました。

公務員が行政書士を勉強するメリット

どこに異動しても仕事に役立つ

行政書士試験で勉強する知識は、公務員に必要な法律知識に直結しています。

特に、公務員の行政実務は、行政法をベースとして進められています。

行政法という法律があるのではなく、一般的な法理論、行政手続法、行政不服審査法、行政事件訴訟法、国家賠償・損失補償、地方自治法といった行政に関する法令の総称を指しています。

これらの法令は密接に関係しあって作用しており、本来であればこの行政法について体系立てて知識を習得しておく必要があります。

しかしながら、実際の業務を進める上では、必要となったときに、必要となった箇所のみをかいつまんで調べているのが実情ではないでしょうか。

行政書士の試験勉強を通じて、法令の全体像を把握しておくことで、どの部署に異動しても法令の基礎的知識の土台の上で仕事をすることができます。

なかなか普段の業務をしていて、住民から審査請求等をされるという経験はないかと思います。

(多くの方はこのような経験はしたくないでしょう)

いざそうなったときでも、行政法の知識があることで、慌てずに正しい判断をすることができます。

また契約事務、戸籍や相続といった民法の知識も扱う部署は多いでしょう。

私の場合、各担当課が作成した条例案を法的、立法技術的に審査する担当になったことがあります。

この部署では様々なパターンの条例案を審査しなくてはならず、行政法の知識や法的な思考能力を大いに活用することができました。

また福祉の部署では、成年後見制度の首長申し立てを扱いました。

成年後見制度の理解の他、戸籍調査の際に民法の知識がとても役に立ちました。

独立開業、転職の選択肢が広がる

ご承知のとおり、公務員として勤務している間は、副業禁止であることから行政書士として独立開業することはできません。

よって、行政書士となるには、公務員を退職する必要があります。

行政書士として独立開業するには、行政法や民法といった試験科目以外に、実際の実務で扱う許認可やその基となる法令の知識やノウハウが重要となります。

行政庁の各種の許認可を担当する部署では、行政書士が提出書類の作成や、その書類の提出代理をしているケースも多いでしょう。

その許認可で行政書士が報酬を得ることができているのです。

つまり公務員は、今の仕事をやりながらその許認可の知識やノウハウを習得することができ、将来的に行政書士として独立開業する準備をすることができるのです。

公務員はリストラがなく身分は安定しています。

一方で、3~5年毎に異動があり、自分でやりたい業務を選べるわけではありません。

中には異動先の業務内容や人間関係が合わず、休職したりや辞めたりするケースも見受けられます。

いわゆる「異動ガチャ」と呼ばれるものであり、誰もが望まぬ休職や退職となってしまう危険性をはらんでいます。

望まぬ休職や退職をしないためにも、行政書士での独立開業や転職という選択肢を持っておくだけで、心の安定感が違います。

【まとめ】公務員は行政書士試験を勉強するメリットがある!

公務員が行政書士の勉強を通じて法律知識や法的思考能力を身につけることは、現在の業務に役立ちます。

また行政書士に合格した後も、公務員の業務を通じて独立開業にむけた知識やノウハウを習得することができます。

行政書士の勉強では、多くの方が行政法を苦手としていますが、公務員には仕事に通じるアドバンテージがあります。

公務員は一般の方よりも行政書士試験に合格しやすいと言えます。

しかしながら、公務員は忙しい部署もありますので、働きながら効率よく勉強するには、通信講座の利用がおすすめです。

通学タイプと違い専門学校に通う時間を節約できるため、働きながらの勉強にぴったりです。

一定年数実務を積めば得られる資格ですが、通信講座利用も視野に入れて、ぜひ行政書士の勉強をして、試験に挑戦してみてください!