行政書士試験の直前期!「やるべきこと」と「やってはいけないこと」

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・試験まであと数日。不安になってきた…

・試験の直前期、あと何をすればいいの?

・これで本当に合格できるのだろうか?

これまでどんなに勉強を頑張ってきても、合格を確信している方は少ないでしょう。

むしろ上のような心情を抱えている方がほとんどではないでしょうか。

直前期をどのように過ごすかによって合否が決まると思ってください。

試験当日に集中力のピークを持っていくようにすることが重要です。

私が感じた直前期に「やるべきこと」と「やってはいけないこと」を紹介します。

直前期にやるべきこと5選

1.試験までの勉強スケジュールを計画する

試験までの直前期の数週間、数日はあっという間に過ぎてしまいます。

試験に近づくごとに、

記述対策が足りない…

会社法もやらなきゃ…

などと不安が膨らんでいきます。

これまで頑張ってきた証だから、不安になるのは当たり前です。

大事なのは、不安になって直前期の勉強のペースを崩してしまわないこと。

そのためにも、今この時から当日までのスケジュールを決めましょう。

一日一日で、テキスト・問題集・過去問の何をどこまでやるのか、詳細に決めて、後はそれを実行するだけです。

勉強スケジュールを計画するために、あえて少し時間をかけてもよいと思います。

悩んだり迷ったりすることなく、自分の決めたスケジュールを愚直にこなすことが重要です。

2.模試を受ける

市販の模試、スクールの模試のどちらでも結構ですので、今からでも可能な限り、いくつかの模試を受けておくことをおすすめします。

少なくとも一回は模試を受けておいた方がいいです。

行政書士試験は午後1時から4時までです。

3時間もある長丁場で、集中力、体力を必要とします。

普段3時間以上勉強している場合でも、本番となると違ってきます。

そのためにも本番さながらの模試で慣れておく必要があります。

試験当日と同じ時間で模試を受けて、試験に必要な集中力・体力を体感しておくとよいでしょう。

本試験では「時間配分」「解く順番」を決めておくことも重要であり、模試では自分なりの感覚もつかむこともできます。

また、模試は出題者が本試験の予想に予想を重ねた問題が出題されます。

本試験では模試の予想が当たってラッキーということもあるでしょう。

私の場合、社会保険労務士の試験になりますが、直前に模試で出たのと似た問題が本試験で出題されていました。

おかげでその問題は得点することができました!

特に、令和6年度試験より、一般知識が基礎知識に変わっています。

改正の概要としては、次の通りとなっています。

累次の行政書士法改正や行政書士に期待される役割の拡大等を踏まえ、毎年の行政書士試験において、「行政書士法等行政書士業務と密接に関連する諸法令」及び行政手続の デジタル化に関連する「情報通信・個人情報保護」等の各分野について、それぞれ一題以上出題するよう明記するものです。

この改正を踏まえて出題を予想する模試を解くのは有効と言えます。

過去問を繰り返し解いていると、ある程度問題を覚えてしまっている場合もあるでしょう。模試では、これまで理解してきた内容を新しい問題で解くため、模試自体が理解度を深める有意義な機会となります。

模試を受けて得点に一喜一憂するのではなく、その問題を繰り返し解いて、新たな学習機会としましょう。

3.テキストの読み返す

・テキストは勉強し始めの頃に一通り通読

・問題集を繰り返し解いて記憶を定着

・間違えた箇所をテキストで確認

このように問題集でアウトプット中心の勉強方法をされている方も多いのではないでしょうか?

私が一回目に受けたときはこのように問題集を中心とした勉強方法でした。

結果は2点足りず、不合格。

スポットスポットでのテキストの確認に留まっており、体系立てて理解が足りていなかったと実感しました。

二回目に受けるときも問題集を中心とした勉強法でしたが、

・最初にテキストを一通り通読

・問題集を繰り返し解いて記憶を定着

・間違えた箇所をテキストで確認、間違えた内容をテキストにメモ書き

定期的にテキストを一通り通読、メモ書きでなぜ間違えたのかも再度確認

直前期に最終確認としてテキストを一通り通読

というように、テキストを通読することで体系立てた理解も重視しました。

何度も間違えている箇所には、テキストもメモ書きがびっしり。

案外、テキストのメモ書きびっしりのページは視覚的に覚えていることもあります。

4.暗記科目を仕上げる

他にも直前期にやるべきことで大切なのが、ゴリゴリの暗記を仕上げることです。

試験日に近い期間に暗記した内容であれば記憶も新鮮で忘れにくいです。

特に、行政法では、正確な条文知識が問われる暗記科目と言えます。

直前期では一通りの勉強を終えて、「大体理解できている」ため、過去問では正解できている箇所もあることでしょう。

今一度条文に当たり、趣旨や内容を理解するとともに、細かな文言まで暗記して、「大体理解できている」という曖昧な状態から、正確な知識の精度を上げていきましょう。

私は、自分が音読した条文をICレコーダーで録音し、通勤中や散歩中にその録音を聞いていました。

理解や知識が定着化させることができました。

直前期には曖昧になっている部分をピンポイントで暗記して補強しましょう。

5.苦手科目を克服する

民法・行政法・憲法・会社法など、行政書士試験の範囲は広いため、それぞれで苦手な分野が出てくると思います。

民法・行政法は得点配分も高いことから多くの時間を割いて勉強している一方で、憲法や商法・会社法を後回しにして苦手なままにしていないでしょうか?

また、民法・行政法でも何度やっても間違える箇所はないでしょうか?

苦手な分野を苦手なままにしておくと不安も尽きません。

直前期に時間・余裕があるのであれば、苦手分野を集中して勉強することも効果的です。

苦手分野を少しでも解消することで、精神的な安心して本試験に臨むことができます。

私は、出題範囲が広くて、問題も難しい会社法を苦手としていました。

直前期に出題頻度の高いポイントだけ押さえて勉強しました。

ただし、時間・余裕がない場合は、得点配分の高い行政法・民法を優先しましょう。

直前期にやってはいけないこと3選

1.新しいテキスト・問題集に手を出す

不安になってくると、他の人がおすすめしていたテキスト・問題集に手を出したくなる気持ちは分かります。

しかし、直前期に新しいテキスト・問題集を追加しても、中途半端に終わってしまうでしょう。

上でも述べたように、テキストや問題集を視覚的に覚えていることもあります。

これまでの勉強で共にした相棒のテキスト・問題集を最後まで信じましょう!

無理をする

「まだまだ勉強が足りない」、「あと数日しかない」と、睡眠時間を削るなど、無理をして勉強することはおすすめしません。

一番大切なのは、「試験会場に行き、試験を受けること」です。

そのためには、体調面・精神面ともに試験にピークをもっていくことが重要です。

無理をして体調を崩してしまっては元も子もありません。

これまで通りの勉強ペース、生活を守って、直前期を過ごしてください。

あきらめる

あきらめたらそこで試合終了ですよ

合格するのは、試験本番で難しい問題ばかりだったとしても、「試験終了まであきらめなかった」人たちです。

【まとめ】行政書士試験の直前期対策!

直前期にやるべきこと5選

1.試験までの勉強スケジュールを計画する

2.模試を受ける

3.テキストの読み返す

4.暗記科目を仕上げる

5.苦手科目を克服する

そして、

これまでやってきたテキスト・問題集を信じて、

体調管理を徹底して当日は無事に試験会場の席に座り、

試験終了の合図があるまであきらめない

ことを徹底してください。

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